貸倉庫を借りる際にかかる費用について

貸倉庫を借りる際にかかる費用について

貸倉庫は、自社倉庫を保有するよりも初期コストが大幅に抑えられるというメリットがありますが、貸倉庫を借りる際は前家賃・管理費・事務手数料・保険料といった費用がかかります。
前家賃とは、賃貸契約の際にあらかじめ支払う翌月分の賃料のことです。
貸倉庫を借りる際は、日割り換算の当月分と翌月分の賃料を先に支払う必要があります。
管理費とは共有スペースの整備などに使われるもの、保険料は盗難などに備えるために加入する保険会社への加盟金です。
また、貸倉庫によっては敷金や礼金が必要になることもありますが、トータルでかかるコストとしては月額賃料の1.5～4か月分ほどになるのが一般的です。
なお、中には事務手数料や保険料がかからないことを売りにしている倉庫もあるので、少しでも初期コストを抑えたいなら情報収集を念入りに行っておきましょう。
特に、短期的な利用を想定している場合は初期コストが安い倉庫を選ぶのがおすすめですが、相場よりも大幅に安い倉庫は建物が古かったり、使い勝手が悪かったりする恐れがあるので注意が必要です。

不動産会社と貸倉庫の賃貸契約を結ぶ場合の基礎知識

企業が商品や原材料を保管する場合には、自社が保有する倉庫だけでは不十分なことが多いです。
しかし法人向けの不動産会社に問い合わせてみると、手ごろな貸倉庫の物件情報を提供してもらえます。
また実際に物件を選ぶときには、面積や賃料に加えて保管する製品などの内容も総合的に考えることが重要です。
とりわけ食品関連の企業が良く利用するのが、冷凍や冷蔵設備が完備した貸倉庫です。
そして不動産会社を通じて倉庫を借りる場合には、賃貸契約の諸条件を確認するのがポイントです。
特に人気のある倉庫物件の場合には、保証金などの初期費用が高額になります。
そのために倉庫を探している企業は、賃料に加えて様々なコストにも注目します。
更に企業活動を円滑に行う上では、商品などの搬入と搬出が楽に行える点にもこだわるべきです。
トラックが横付けできる倉庫は、作業が迅速に行えるので大人気です。
クレーンが設置可能な貸倉庫は、金属関連の企業にも適しています。